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けものフレンズ3話感想その21:サーバルがバスに轢かれる瞬間

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諸注意

前回記事:

けものフレンズ3話感想その20:トキ、アルパカとショウジョウトキ
前回記事: 【Bパート アルパカ・スリ、トキとの別れ】 ラッキービーストからロープウェイを見せられたかばんちゃんとサーバル。サーバルはロープウェイに大いに興味を示し、「自分が漕ぎたい!」と主張しま...

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【Bパート 電池が入り、起動するジャパリバス】

麓までロープウェイを漕ぎ続けたサーバルは、足がパンパンになってしまいました。ジャパリバスの元で待っていたコツメカワウソ、ジャガーと合流し、いよいよジャパリバスの起動に挑戦することになります。

ラッキービースト(ボス)によって電池を装着されたジャパリバスは見事エンジン始動に成功しました。バスがどのように動くのか興味津々の一向ですが・・・。

苦手な長時間運動に挑戦したサーバルのやる気

自ら志願してロープウェイを漕いできたサーバルですが、麓に着いた頃には疲労困憊し、階段を降りるシーンでも歩き方がぎこちなくなってしまっています。おそらく、ペダルを漕ぐという動作をしたのも人生初だったでしょうし、サーバルはそもそも長時間の運動が得意な動物ではありません。

本来であれば、長時間の運動が苦にならないかばんちゃんがペダルを漕ぐか、途中で交代する方が良かったのでしょうが、自らやりたがったのはサーバルなので自業自得だといえます。ここで「疲れたから交代して」とかばんちゃんに言わなかったあたりも、サーバルの強さへのあこがれ、「頼りないと思われたくない」という意志を感じさせるシーンです。

生まれて初めて「乗り物が動く瞬間」を見るフレンズたち

ジャパリバスの元では、冒頭で別れたコツメカワウソとジャガーが2人の到着を出迎えてくれました。首尾を確認するジャガーに対し、かばんちゃんは充電が完了した電池を見せます。電池をジャパリバスの「鼻」の位置に装着し(ジャパリバスの前面はネコ科の動物の形をしている)、操縦席に移動したラッキービーストがしばらく操作を行うと、見事エンジンがかかりました。

エンジンの始動音は、我々が普段目にする車と一緒です。フレンズたちはバスのエンジンが始動するのを初めて目にしたはずですが、音を聞くなり大喜びしています。エンジン動いたからと言って、走行が可能とは限りません。様子を見守るフレンズたちの注目も次は「どんなふうに動くのか?」に移ります。

ジャパリバスがどのように動くのかについて、ジャガーが「足がバタバタするんじゃないか?」と予想しました。彼らフレンズが普段見慣れている移動するものと言えば、フレンズ可動物です。どちらも足を使って移動する以上、バスも足を使って移動するのではないかと考えるのは自然です。

しかし、その後サーバルが「どれが足なんだろう」と答えたように、当然ですがジャパリバスには足のようなものはついていません。幸いにも、ラッキービーストがバスの操作を始めたことで一同の疑問はすぐに解決することになります。

フレンズと同じ目線で、バスが動いた感動を疑似体験

ラッキービーストはまずハンドルを操作してバスのタイヤを左右に動かしました。通常、我々が長年使っていなかった車に乗るときも、同様に「エンジンをかける→ハンドルを動かす」という順番で安全確認を行うはずなので一般的なやり方だといえます。

バスのタイヤが動いた瞬間、フレンズたちは皆「おおっ!」と歓声を上げ、ビクッと反応しました。見慣れないものの初めての挙動に対する驚きと恐怖の入り混じったリアクションです。その後、ラッキービーストがバスを前進させるとフレンズも左に、交代させると右にそれぞれ釣られて体が動いています。この時点でバスに対する驚きや恐怖の感情よりも興味のほうが勝っていたのでしょう。

バスが動くのを確認した一同は大きな歓声を上げて喜びを露わにします。特に「道具を使って遊ぶのが好き」なコツメカワウソと、「未知の課題への挑戦に燃える」性格のサーバルのリアクションが大きいことに注目です。

これら、バスが動くをフレンズが確かめるシーンは、山頂での「お客が来ない理由をアルパカとトキが話すシーン」と同様、「フレンズたちの背後からバスを正面に据える形」で描かれています。フレンズたちがバスに驚く表情を見せたいなら、バスとフレンズの顔両方が映せるアングルを選ぶこともできたはずです。あえてそうはせず、ジャパリバスだけが映るようにしたのは視聴者に対して「フレンズと同じ目線になって、バスが初めて動く感動を体験してほしい」という意図が潜んでいると考えられます。

なお、細かいことですが、フレンズたちが歓声を上げている瞬間、バスの窓が開いているのが確認できます。ジャパリバスの窓が電動式なのを確かめられるシーンです。

この直後、放映当時も話題になった問題のシーンに入ります。

闇が深いと話題のサーバルがバスに轢かれるシーン

バスが動いたことに特に大きな喜びを見せていたのが、コツメカワウソとサーバルの2人です。コツメカワウソは「乗せて乗せてー!」とテンション高く興奮した様子を見せています。コツメカワウソは滑り台や小石のお手玉など、道具を使って遊ぶのが好きなフレンズです。橋づくりを手伝ったのも、バスの見張りを引き受けたのも「道具を使って面白い遊びができそう」と考えたからでしょう。

コツメカワウソはバスの隣で騒いでいただけなので良かったのですが、問題はサーバルの方です。バスの正面に立ち、「動けー!」と騒いでいました。それだけならよかったのですが、なんとこのときラッキービーストがバスを前進させてしまい、前にいたサーバルは跳ね飛ばされてしまったのです。

私自身、初めて見たときはこのシーンでヒヤッとしたのを覚えています。静止した状態からの前進であり、かつサーバルと車の距離が目測で30cmも離れていなかったので、せいぜい10~30km/時程度の速度で衝突したと思われますが、それでもサーバルは目測で60~100cm程度後方に吹き飛ばされ仰向けに倒れています。

このシーンはアニメ放映当時から視聴者の間で話題になっており「闇が深い」などと言われていました。サーバルがジャパリバスに轢かれるシーンまではコミカルなBGMが流れていましたが、轢かれた瞬間に中断しており、しかも次のシーンまでの間に妙な間(1秒位ですが)があります。

しかし、その直後はしゃぐ2人を見守っていたジャガーとかばんちゃんが楽しそうに笑い「あぶないよー」と軽く注意している様子が映されました。この場面が挿入されたことで視聴者は「ああ、さっきのはギャグシーンだったんだ。よかった」と安堵することができる作りになっています。

サーバルがバスに轢かれた「表面的な」理由

私はこの「闇が深い」シーンの意図は次の3つだと考えています。

  • 普通の人間なら交通事故になるところをギャグにする「ブラックユーモア」
  • フレンズの丈夫さ、頑丈さを視聴者に見せる
  • この程度なら「サーバルは無事」とほかのフレンズも考えるという「共通認識」の伏線

このシーンが「ブラックユーモアである」というのはわかりやすいと思います。後々のストーリーで特にこのシーンが重要な意味合いを持たないことからもそれは裏付けられます。

フレンズが「普通の人間比べて遥かに高い身体能力を持っている」というシーンは、これまでのストーリーの中でさんざん描かれてきました。3話に限ってもロープウェイから転落したり、崖から滑落したりしても平気なサーバルですから、低速の車に至近距離から轢かれたくらいではなんともないのは不思議な事ではありません。

そして、ジャガーやカワウソはもちろん、かばんちゃんもそうした「サーバル(フレンズ)の丈夫さ」はよくわかっています。ですからサーバルの安否がよくわからない、惹かれた直後であっても無事だと確信して笑うことができたのです。

しかし、多くの視聴者は以上のようなことを理解した上で、それでもこのシーンに「闇が深い」という印象を持ったのではないでしょうか?その理由については、次回の考察で考えていきたいと思います。

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けものフレンズ
Posted with Amakuri at 2018.3.14
ヤオヨロズ
Amazon Prime videoなら第1話は無料、2話以降は1話\216で視聴できます。
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