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けものフレンズ2話感想その20:かばんちゃんとサーバル、初めての共同作業

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諸注意

前回記事:【2話 その19】アニメ感想「けものフレンズの謎」:運転席を持ち上げたサーバルが隠していたもの

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【Bパート 運転席の運搬に成功したサーバル】

かばんちゃんの思いつきにより、川に浮橋をかけることに成功した一行。橋が使えることを確認し、サーバルが運転席を持ち、ジャンプして運ぶことになりました。見事運搬は成功し、ジャパリバスの運転席と座席を連結させることに成功します。

前回の考察で、「サーバルがひとりで運転席を運ぶという突拍子もない方法になったのは、かばんちゃんの発想力の高さから視聴者の目を背けるため」と考察しました。今回はこのシーンのサーバルの気持ちについて考察してみましょう。

かばんちゃんのアイデアで実現した橋を、コツメカワウソとジャガーが褒め称える中、サーバルは胸を張り「かばんちゃんってすっごいんだよ!」とまるで我がことのように喜んでいます。そしてその後サーバルは自分の力で運転席を運ぶことができました。

かばんちゃんとサーバルが、友達として初めて協力したシーン

過去の考察でも触れてきたように、サーバルは周囲からドジ、ゼンゼンヨワイなどと言われる自分にコンプレックスを感じていました。そして、それを克服するために強くなることに憧れています。1話でかばんちゃんを助けたのも「弱者を助ける強者」へのあこがれから生じた行動でした。その後2人は保護し、保護される親子のような関係から「友達」になるわけですが、今回が友達として力を合わせて困難を乗り越えた初仕事だったわけです。

サーバルは運転席をひとりで運ぶという大仕事をやってのけたわけですが、それが実現できたのはかばんちゃんの思いつきがあってこそです。1話で二人で協力してセルリアンを倒せたように、今回も2人が協力することで初めて問題を解決することができたのです。1話の紙飛行機を用いたセルリアン退治の協力は、2人がまだ「親子」の関係にある状態で行ったものでした。もちろんそれは後に2人が友達となるきっかけではあったのですが、今回は「完全に友達になってから初めての大仕事」だという点に重要な意味があります。

けものフレンズという作品は、今後も随所で「みんなで力を合わせれば、ひとりではできないことも実現できる」ということを示すシーンが多く描かれます。おそらくそれは作品全体を通したテーマになっているといえるでしょう。2話のこのシーンは、「友達との協力」というテーマが明確な形で初めて描かれたシーンだからこそ価値があるのです。

「友達との協力」はけものフレンズ全体のテーマ

そして、今後の展開という意味で見過ごせないのは、この「友達との協力」というテーマがサーバルとかばんちゃん以外のフレンズにも広がっていくという点です。ジャパリパークのフレンズたちは、動物だったときとほぼ変わらない生活をしているものもいれば、若干ヒトの文化に近いような生活を送るものもいます。これは現実世界において野生動物もいれば、ペットや家畜のように人間社会に近いところで生きる動物がいるのと同じようなものでしょう。

しかし、かばんちゃんがパーク中を旅する中でさまざまなフレンズとふれあい、こうした状況に変化が生じていきます。かばんちゃんが「友達同士で協力し合えば、ひとりではできなかったこともできるようになる」ということを、フレンズたちに身をもって教えていくのです。それによって、これまでひとりで生きていたフレンズも、仲間と協力し力を合わせて生きていくようになります。まさに「動物を文明化している」といってもいいかもしれません。

今回は、かばんちゃんとサーバルが「友達」として協力する初めてのシーンということもあり、そうした周囲のフレンズへの変化はまだ起こりません。2人は2話の後、ジャングルを離れてこうざんに向かうことになりますが、2人とともに協力して橋を作ったコツメカワウソとジャガーに、その後大きな変化は起きないからです。2人が周囲のフレンズにも変化をもたらすようになるのは、かばんちゃんが作った橋を川を渡りたいほかのフレンズが利用し始めるのを待つことになります。

連結作業からわかるジャパリバスの構造

サーバルの心情と、「友達との協力」というテーマについて触れてきましたが、ついでに2話の細かい点についても確認しておきましょう。

サーバルが運転席の運搬を無事完了したとき、みんなが「やったー!」と喜びの声を露わにしますが、ラッキービースト(ボス)もジャンプして喜びを表現していることがわかります。過去の考察の中で「ラッキービーストはあまり表に出さないが、実は感情豊かである」と述べていましたが、このシーンも一つの根拠になります。

運転席と座席が揃った後、4人で連結作業を行いました。サーバルが「ボス、これで大丈夫なんだよね?」と言っていることに加え、フレンズたちがバスの連結方法を知っているわけはないので、描かれてはいませんが「ラッキービーストが運転席と座席の連結方法を教え、フレンズたちが協力して行った」と考えられます。

運転席と座席の連結方法は、座席を少し持ち上げた状態で運転席を座席の側に寄せ、おそらく連結部と思われる部分を上下に重ね合うことで連結させていました。砂漠や雪山といった悪路を走行しても連結が外れなかったこと、11話において連結を解除してジャパリバスを使っていることなどから、「連結部には返しがついていて、簡単には外れない」ものの、「必要に応じて操作すれば脱着も難しくない」ということがわかります。

いよいよ次回は、2話のラストシーンの考察です。

けものフレンズ2話感想その21:サーバルと会話するボスと「アルパカ=マーケティング」論
前回記事:【2話 その20】アニメ感想「けものフレンズの謎」:かばんちゃんとサーバル、初めての共同作業 【Bパート ジャパリバスに電池がないことが発覚する】 連結が完了した後、フレンズたちが見守る...
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けものフレンズ
Posted with Amakuri at 2018.3.14
ヤオヨロズ
Amazon Prime videoなら第1話は無料、2話以降は1話\216で視聴できます。
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コメント

  1. より:

    サーバルの大ジャンプがサンドスターによる野生解放あるいはそれに近い状態によって行われていたのだとしたら、「知恵によって橋を作ったかばん、手先の器用さを見せたコツメカワウソ、泳ぎの上手さを見せたジャガー」を見て、自分もなんとかいいところをみせなければと必死になったのかも知れませんね…(*´ω`*)

    • hifumi1239 より:

      コメントありがとうございます。

      私も作品の中にある描写そのものよりも、その背景にあることやキャラを突き動かすものは何なのか考えるほうが好きなので、そう考える気持ちはとても良くわかります。