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けものフレンズ12話感想その7:超巨大セルリアンVSフレンズたち(後編)

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諸注意

けものフレンズ12話感想その6:超巨大セルリアンVSフレンズたち(前編)
【Aパート かばんちゃん救出に駆けつけたフレンズたち】 超巨大セルリアンと戦うサーバルたちの元に、ラッキービーストから連絡を受けた博士と助手が駆けつけます。仲間は増えましたが依然としてかばんちゃんを助けるには至らず、苦しい...

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【Aパート フレンズが力を合わせれば不可能なことはない】

かばんちゃんを助けるために集まった、今までに出会ったフレンズたち。彼女たちの攻撃は徐々にセルリアンにダメージを与えていきます。

(ライオンとヘラジカ、トキとアリツカゲラに抱えられ現場に到着)

ライオン:悪いね~、何往復も。

トキ:私のファン、よろしくね。

アリツカゲラ:うちのお客さんでもありますから。

ヘラジカ:うん!・・・助けに来たぞ!かばん!

ライオン:うちの子に~・・・手ぇ出してんじゃねえぞ!

(ライオンとヘラジカ、セルリアンの脚に協力して攻撃を仕掛ける)

ギンギツネ:今よ!

アルパカ・スリ:はいよ~!

キタキツネ:了解!

ギンギツネ&アルパカ・スリ&キタキツネ:ん~、よいせ!

(3人のフレンズ、タライの中に入れられた液体をセルリアンに浴びせる。液体がかかった箇所が岩に変化する)

ギンギツネ:ホントに岩になったわ!

アルパカ:すごい!

キタキツネ:・・・すごーい!

ツチノコ:あれは溶岩と言ってだな・・・、じゃない!さっさと次、くみに行くぞ!

(4人のフレンズ、タライを抱えて走り出す)

ヒグマ:うおおおぉぉぉぉ!!!でえりゃぁぁぁ!!!

(ヒグマ、キンシコウとリカオンを足場に跳躍、セルリアンに強力な一撃を加え、かばんちゃんが捉えられている箇所を切断する)

ついにかばんちゃんの救出に成功!

フレンズたちの攻撃は、まだまだ続きます。トキ、アリツカゲラに抱えられたライオンとヘラジカが、セルリアンに強力な一撃をくわえたのです。彼女たちが野生開放できることは、7話「へいげん」での一騎打ちですでに判明していました。群れのリーダーでもある2人の攻撃は力強く、ジャガー・タイリクオオカミの攻撃に負けないほどのダメージをセルリアンに与えました。

このタイミングを逃さなかったのが、ツチノコに率いられたギンギツネ・キタキツネ・アルパカ・スリのチームです。彼女たちはあまり戦闘向きな動物ではありませんが、タライから海水をかけることによってセルリアンの体を石化させるという大きな働きを見せました。「海水をかけたらセルリアンが石になる」というのは、ツチノコの知識によるものでしょう。

攻撃の最後を締めくくったのは、今まで登場したフレンズたちの中でも最強の攻撃力を誇るヒグマです。現場に駆けつけていたキンシコウ、リカオンのサポートを受けて跳躍し、かばんちゃんが捉えられる脚の付け根のあたりを一撃とともに切り落としたのです。ハンターのリーダー的存在にふさわしい、このヒグマの攻撃を持って、ついにセルリアンからかばんちゃんを奪還することができました。

「鳥のフレンズによる運搬」で、短時間で駆けつけることができた

それでは、これらのシーンから読み取れることを個別に確認していきましょう。まず、ライオンとヘラジカが鳥のフレンズに運搬されてきた様子から、フレンズたちがどのようにしてこの場にやってきたのか伺うことができます。

そもそも、ジャパリパークはジャパリバスを使っても移動に何日もかかるほど広い場所です。ラッキービーストから救援の通信を受けたといっても、徒歩で移動していたのでは到着までに何日もかかってしまうでしょう。

しかし、かばんちゃんが旅の中で出会ったフレンズには、以下のように飛行能力を有した動物が多数含まれています。

鳥のフレンズ:トキ、ショウジョウトキ、ハシビロコウ、アフリカオオコノハズク(博士)、ワシミミズク(助手)、アリツカゲラ

彼女たちが他のフレンズを抱え、最短距離で現場周辺まで何度も往復していたとすればパーク中からフレンズたちが短時間で集まったのも納得できるでしょう。

ちなみに、鳥の移動速度は種類によって異なるものの時速50~80km程度のものも珍しくありません。これは野生動物が「無理をせず、普通に飛んだ場合の速さ」だと思われるので、フレンズ化によって能力が高められた彼女たちが、仲間を助けるために必死で飛行したのならより速いペースで移動することもできたはずです。

  羽根のある動物、鳥類は世界の動物たちの中で最も速く長い距離を移動する。陸上動物や海洋生物は、どんなに速く移動しても鳥たちには及ばない。なんたって空を飛べるのだから。 となると最速クラスに属する鳥がどれなのかが気になってくるところだ。とはいえ自由に空

かばんちゃんがセルリアンに食べられてから、現在までどのくらいの時間が経過したのかは判然としません。

サーバルたちのいる場所が、パークの中央に近い「サンドスターの出る山」の周辺であること

鳥のフレンズが仲間を移動している間に、徒歩で現場に近づくこともできる

現場まで仲間を運搬しなくても山を超えたらそこからは徒歩で移動してもらうこともできる

しかし、以上のような要素も限られた時間の中で現場に急行するにあたっては有利に働いたことでしょう。

「非戦闘員」にも役割を与えたツチノコの知識

ギンギツネたちの働きは、土を掘るのが得意なフレンズたちが「落とし穴」を作ったのと同じように、「戦うのがあまり得意でないフレンズたちが活躍した」という点が重要です。

彼女たちに支持を与えていたのは、おそらくパークに関して豊富な知識を持つツチノコでしょう。ツチノコの知識とほかのフレンズの力を組み合わせることによって本来は戦闘に不向きなフレンズたちも戦いに貢献することが可能になったわけです。

こっそり武器を取り替えていたヒグマ

最後の決め手となったヒグマの一撃には、次のような小ネタが挿入されています。

「ヒグマはサーバルとともにセルリアンに攻撃した際、武器が壊れてしまっており、同じくクマのフレンズであるニホンツキノワグマから武器を借りて使用していた」

以下のサイトの説明が詳しいので、興味のある方は見てみてください。最後の攻撃を行うときと、それ以前ではヒグマの武器の柄の色が変わっているというのが最もわかりやすい違いだと思います。

440: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/03/29(水) 04:33:27.82 ID:c1glHrYt0 最後にヒグマが使った武器ってニホンツキノワグマの熊手だよね? 526: 名無しさん@お腹いっぱい。 2017/03/29(水) 04:36:49.16 ID:IgI8wuyw0 >>440 ヒグマの熊の手...

「かばんちゃん個人との縁」から助けに来てくれたフレンズ

それでは、今回のシーンも前半と同じく、フレンズたちの言動の意図を読み解いてみましょう。ライオンとヒグマははっきりと「かばんちゃんを助けにきたこと」を明言しています。これもPPPやジャガーのセリフと同じく、フレンズたちの目的が「かばんちゃん救出」であることを確かめさせてくれるセリフです。

おそらくラッキービーストはパークガイドとしての使命から「ヒトの緊急事態なので助けてほしい」とフレンズたちに連絡したのでしょう。ただし、かばんちゃんは先立って暫定パークガイドになっているので、あくまで「お客様」ではなく「ヒト」を助けるために協力を依頼したはずです。この点については「救援にくるフレンズの危険よりも、ヒトの生命を優先している】という点で、ラッキービーストには「ヒト>フレンズ」という優先順位が存在することが示されています。

しかし、フレンズたちにはそんなことは関係ありません。ですから、彼女たちはあくまで「ヒト」ではなく「かばんちゃん」を助けるためにやってきたという意識で戦っていたことでしょう。ヒトという動物ではなく、かばんちゃん個人を明確に意識しているという点が重要です。

フレンズたちはそれぞれ、かばんちゃんのことを「私のファン(トキ)」、「うちのお客さん(アリツカゲラ)」、「うちの子(ライオン)」と表現しています。つまり、彼女たちはかばんちゃんとの個人的な縁、つながりを助けに来た理由として意識しているということです。

1人では不可能なことも、仲間と一緒なら成し遂げられる

実はこうした構造は、サーバルのかばんちゃんに対する捉え方とまったく変わりません。サーバルはかばんちゃんと触れ合った印象から「ヒトとはどういう動物か」を学びました。同じように、かばんちゃんが旅の中で出会ってきたフレンズたちも皆、「かばんちゃんを通じてヒトを知った」ことになります。

フレンズたちが登場するまでのシーンでは、ともにかばんちゃん救出を目指しながら、ひたすら前向きなサーバルと冷静なヒグマが対象的に描かれていました。彼女たちのこうした姿勢の違いは、「ヒト(かばんちゃん)に受けた影響度の違い」から生じるということは、以前の考察で説明したとおりです。

けものフレンズ12話感想その5:フレンズごとのヒトから受けた影響の違い
【Aパート 新たな助っ人の登場】 セルリアンに攻撃を開始したサーバルとヒグマでしたが、まったくダメージを与えられず攻めあぐねてしまいます。どうすることもできず、セルリアンにしがみつくサーバルでしたが、そのとき何者かが現れま...

今回登場したフレンズたちも、一人ひとりの力ではかばんちゃんを助けることはできなかったでしょう。もし、集まったのがもっと少人数だったなら皆ヒグマのように悲観的になっていたに違いありません。

しかし、大勢の仲間が集ったことで、「ツチノコの知識で、戦いが得意でないフレンズも戦闘をサポートする」、「仲間から武器を借りる」というふうに、フレンズ同士が力を合わせることが可能になったのです。

「得意なことが異なる仲間が集まれば、お互いの力を合わせて大きなことを成し遂げられる」

このシーンでは、そうしたフレンズ(動物)の可能性を描いていたのではないでしょうか。

コメント

  1. ふれんず より:

    ツチノコ隊が黒セルリアンにかけたのは水ではないでしょうか?
    溶岩とはいうのは溶岩がセルリアンになったものが黒セルリアンって事だと思います。

    ボス捜索シーンでも、海水に浸されると同一個体はまとめて固まる発言もありますし、そもそも水が苦手だから船に誘導してました。

    解釈違いならすみません

    • hifumi1239 より:

      コメントありがとうございます。

      ご指摘の部分を修正しました。
      あれが海水だとすると、ツチノコの「あれは溶岩と言ってだな」というセリフは、セルリアンの「海水を受けて固まった部分」を指すことになりますね。
      当然タライでも問題なく運搬できるでしょうし。
      セルリアンが海水に落ちて固まる原理の解釈については、該当するシーンを取り上げるときに考察するつもりです。

  2. より:

    誤字があったので(。・ω・。)
    ×ライオンとヒグマ
    ○ライオンとヘラジカ
    ×ツチネコ
    ○ツチノコ

    ツチネコは前の記事にもありましたね…スナネコとセットで亜種みたいになってました(。・ω・。)