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けものフレンズ12話感想その6:超巨大セルリアンVSフレンズたち(前編)

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諸注意

けものフレンズ12話感想その5:フレンズごとのヒトから受けた影響の違い
【Aパート 新たな助っ人の登場】 セルリアンに攻撃を開始したサーバルとヒグマでしたが、まったくダメージを与えられず攻めあぐねてしまいます。どうすることもできず、セルリアンにしがみつくサーバルでしたが、そのとき何者かが現れま...

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【Aパート かばんちゃん救出に駆けつけたフレンズたち】

超巨大セルリアンと戦うサーバルたちの元に、ラッキービーストから連絡を受けた博士と助手が駆けつけます。仲間は増えましたが依然としてかばんちゃんを助けるには至らず、苦しい状況が続くかに思われましたが・・・。

(セルリアン、フレンズを攻撃するために脚をもたげる)

ヒグマ:くるぞ!

博士:まったく、夜目が効かないだの地図が読めないだの・・・。

助手:ポンコツだらけなのです、まったく・・・。

博士:さぁ、とっとと野生開放するのです!

助手:我々の群れとしての強さを見せるのです!

(博士、助手の背後で複数の目が光り輝く)

(野をかけ、崖を下って救援に駆けつけるフレンズたちの姿。かばんちゃんたちが旅の中で出会ったフレンズたちが多数、応援にやってきた)

アミメキリン:容疑者!

アライグマ(アライさん):捕まえたのだ!

コツメカワウソ:わーい!でっかいぞー!

(3人のフレンズ、セルリアンの脚にしがみつく)

カバ:サーバルは耳が甘いのよ!

ロイヤルペンギン(プリンセス):友達を守るのも!

ジェンツーペンギン(ジェーン)&フンボルトペンギン(フルル)&コウテイペンギン(コウテイ)&イワトビペンギン(イワビー):アイドルの仕事!

(カバとPPP、セルリアンの足元に攻撃を仕掛ける)

ジャガー:かばん!生きてる!

タイリクオオカミ:現実のほうがホラー・・・だ、け、ど、も!

ジャガー&オオカミ:おおりゃぁぁ!!

(ジャガーとオオカミ、ジャンプしてセルリアンを爪で攻撃)

(セルリアン、脚を上げ、足元のフレンズに攻撃を仕掛けようとする)

マーゲイ:(セルリアンの咆哮の声真似)

(セルリアン、マーゲイの咆哮に気を取られ、攻撃に失敗。脚を下ろした地面が崩れ膝をつく)

フェネック:おおー!

スナネコ:満足・・・。

オグロプレーリードッグ:どうでありますか?

アメリカビーバー:バッチリっす!

フレンズたちの登場が感動的に描かれる

ラッキービーストの連絡を受けて救援に駆けつけたのは、博士と助手だけではありませんでした。今までかばんちゃんが旅の途中で出会ったフレンズたち、そのほとんど全員が助けに来てくれたのです。

このシーンは、博士と助手のセリフをきっかけに、徐々にカメラが引きのアングルになっていき、画面後方の暗がりでポツリ、ポツリと野生開放したことを示すフレンズの瞳の輝きが増えていく、という印象的な演出になっています。

11話では流れることのなかったOPテーマが流れるのに合わせて、まず救援に訪れたフレンズたちの足や体が映されます。フレンズたちはみな個性的な格好をしているので、体だけでもどのキャラクターなのかは判別できるのですが、あえて表情を映さないのが憎らしいところです。

そして、この後ようやく集まったフレンズたちの集合絵が映し出され、それに合わせて「けものフレンズ」というタイトルロゴが表示されます。今から最後の戦いが始まるというタイミングに適した、最高の演出方法だといえるでしょう。

「得意なことで戦う」フレンズの戦闘スタイル

集まったフレンズたちは、それぞれ幾つかのグループに分かれて、異なる方法でセルリアンに攻撃を加えました。最初に描かれたのはアライさん・アミメキリン・コツメカワウソの攻撃です。

彼女たちはフレンズの中でも、特別に戦闘能力が優れているわけではありません。従って、余り有効な攻撃はできず、セルリアンの脚にしがみつくだけに留まっています。巨体を誇るセルリアンにとっては、大した障害にはならなかったと思われますが、流石に複数のフレンズにまとわりつかれたため、いくらか行動は制限されたことでしょう。

続いて描かれたのは、カバとPPPメンバーの攻撃です。カバは明確な攻撃シーンこそ描かれませんが、先の3人と同じくセルリアンの足を狙って攻撃を加えていたと考えられます。PPPは5人で1本の脚を囲み、両手をバタバタと振りながら攻撃を加えました。この攻撃方法はペンギンならではのもので、翼(フリッパー)には骨が入っていることから非常に高い攻撃力を有していると考えられます。

体の大きいキングペンギンやコウテイペンギンに翼で叩かれた場合、人間が骨折するほどの威力があるといいます

続いて攻撃したのは、ジャガーとタイリクオオカミでした。ともに大型の肉食獣であり、野生開放した状態での攻撃です。ジャンプして飛びかかりながらの攻撃ですが、やはりセルリアンの脚の付け根あたりを狙って一撃を加え、かなりの量のサンドスター・ロウを削り取っています。

ここで、セルリアンもフレンズたちに反撃を試みました。フレンズたちが足元にいるため、脚を振り下ろして攻撃しようとしたのです。ですが、この攻撃はマーゲイがセルリアンの咆哮を声真似して注意を引きつけたため、失敗に終わりました。

セルリアンが脚を再び着地したところ、足場が崩れ膝をついてしまいます。地面が突如崩れたのは、フェネック、スナネコ、オグロプレーリードッグなど、地面を掘る能力に優れたフレンズたちが協力して足元に穴を掘ったためだと考えられます。彼女たちに指示を出していたのは、5話「こはん」にて土木建設に優れた知識を披露してくれたアメリカビーバーでした。

このように、単純に戦闘能力に優れているフレンズが力で攻撃するだけでなく、ここのフレンズの得意なところを活かした攻撃方法が描かれているのも、「フレンズによって得意なことが違う」という作品を通して描かれたテーマを思い出させてくれる演出だといえるでしょう。

フレンズが「かばんちゃんを助けるためにきた」ことが確かめられた

集まったフレンズたちの攻撃はまだまだ続きますが、ここで一度フレンズたちのセリフを振り返って起きたいと思います。彼女たちのセリフを読み解くことで、どのような想いでここにやってきたのかを確かめることができるからです。

アライさんを始めとする、セルリアンの脚にまとわりついたグループはあまり中身のある内容を話していません。みんなあまり頭が良さそうなタイプではないので、大して深くは考えず単純にかばんちゃんを助けにやってきただけなのかもしれません。

カバは「サーバルは耳が甘い」と発言しています。これは、大勢のフレンズが周囲にやってきているのに、サーバルが音で気が付かなかったことを指しているのでしょう。最初に登場したのが、音を出さずに空を飛べる博士・助手だったことと、このカバのセリフがあることで張力に優れるサーバルがフレンズたちの接近に気づかなかったという状況に整合性を持たせているわけです。

PPPのメンバーは「友達を守るのもアイドル仕事」と言いました。ここで初めて、彼女たちの目的がセルリアンの撃退ではなく「かばんちゃんの救出」であるということがセリフで確認できたことになります。ちなみに、11話の次回予告に彼女たちが登場しなかったのは、ラッキービーストから事態を知らされ、かばんちゃんの救援に向かっているということを示す伏線でしょう。実際、本来彼女たちがいるべき舞台の中央には電子音を発するラッキービーストの耳が描かれていました。

前回の考察では、博士と助手が何のために救援にやってきたのか明言していないので「かばんちゃん救出のためではなく、セルリアンを倒しパークを守るためにやってきた可能性もある」と説明しています。しかし、救援に現れたフレンズたちの登場がワンセットで描かれている以上、この場にいるすべてのフレンズたちの目的は「かばんちゃん救出」であったと考えていいでしょう。

ジャガーも明確にかばんちゃんを心配する声をかけています。つまり、このシーンは「今までかばんちゃんが出会い、助け合ってきたフレンズたちがかばんちゃんを助けるために集合したシーン」だと解釈してかまわないわけです。

「仲間を助けるために、それぞれのフレンズが自分の得意なことで協力する」

この光景がどのような結末につながるのか、次回は後半のシーンを見ていきたいと思います。

コメント

  1. より:

    直接的な描写こそないものの確信としてあるのは、アライグマ・アミメキリン・コツメカワウソの3人は、足を捕まえて歩みを止めたという物理的な効果よりも「先陣を切った」ことに意味があったように感じます。共通してやりたいことを貫き通す怖い物知らずの性格ですからこれは彼女たちが適任で、後続を勇気づける精神面での効果が大きかったのではないかと思います。より現実的な見方をすれば、セルリアンの気を引き注意を反らす、「揺動」こそが、たいした意味もなくいきなり飛びついた理由かも知れません。博士に「真っ先に足に飛びつけ。1番大事な役目だ」などと言われたらそれだけでやる気になりそうな気がします。

    • hifumi1239 より:

      博士と助手はやはりフレンズたちの戦術的な指揮をしていた可能性もあるんでしょうかね。最初に攻撃しただけでフレンズたちの総攻撃のとき特に何もしていないのが気になっていはいましたが。