
【8話 ぺぱぷらいぶ 考察まとめ】
【冒頭 みずべちほーへ】
しんりんちほーを出発したかばんちゃんとサーバルは、新たなちほーであるみずべちほーにやってきました。
サーバル:ここがみずべちほーかぁ・・・。
かばんちゃん:...
【Aパート PPP(ペパプ)ライブ会場へ】
みずべちほーの水上にかかる大きな橋をジャパリバスで渡ってきたかばんちゃんたちはPPPのライブ会場にたどり着きました。
サーバル:すっごーい!
...
【Aパート マーゲイとの出会い】
PPPのライブ会場に到着したかばんちゃんとサーバル。しかし、会場にはすでに多くのフレンズが詰めかけていて、ステージの上が見えない状態になっていました。
サ...
【Aパート マーゲイによるPPP解説】
かばんちゃんとサーバルは、観客の上からライブを見るために木に登ることにしました。ところがその木の上にはすでに先客のフレンズ「マーゲイ」の姿が・・・。
...
【Aパート 三代目PPP(ペパプ)の登場】
ライブを見るために登った木の上で出会ったマーゲイから、PPP(ペパプ)の話を聞いていたのもつかの間、いよいよ三代目PPPの立ち上げお披露目イベントが開始されま...
【Aパート 楽屋裏のPPP(ペパプ)】
ついにファンたちが待つ会場へ姿を現したPPP(ペパプ)のメンバーたち。立ち上げの挨拶はグダグダなものでしたが、会場は大きな盛り上がりを見せました。楽屋裏に帰った彼...
【Aパート 三代目PPP(ペパプ)の歩み】
立ち上げのお披露目を終え、楽屋に帰ってきたPPP(ペパプ)のメンバーですが、ジェーンとイワビーを中心にみな緊張の色を隠せない状態でした。ジェーンの話をきっかけに、これ...
【Aパート メンバーの苦悩と大変な練習】
これまでの自分たちの歩みを振り返り、決意を新たにしたPPPメンバーは、ライブの本番に向けて練習を開始しました。
5人:ふっふっふふーん♪
ジ...
【Aパート PPP(ペパプ)メンバーとかばんちゃんたちとの出会い】
練習でうまくできなかったところを反省するPPP(ペパプ)メンバーですが、イワビーとジェーン、コウテイは不安を口にします。プリンセスは彼...
【Aパートアイキャッチ コウテイペンギンの解説】
なごやこうすいぞくかん とうやまさきおねえさん(あいち)による、8話に登場するフレンズの元となった動物「コウテイペンギン」の解説です。要約すると内容は次...
【Bパート PPP(ペパプ)の練習見学】
博士からもらったプラチナチケットのお陰で、PPPの練習を見学することができたかばんちゃんたち。たまたま知り合ったマーゲイも誘い、3人でPPPの練習を間近で見るこ...
【Bパート マーゲイによるPPP(ペパプ)メンバーの声真似】
PPP(ペパプ)の練習を見ていたかばんちゃんたち。練習が一区切りついたタイミングで、プリンセスから感想を求められました。
ロイ...
【Bパート 先代、先々代のPPP(ペパプ)とは?】
PPP(ペパプ)メンバーに詳しく、しかも声真似ができるマーゲイにPPPとかばんちゃん、サーバルは驚きます。先代や先々代のことについても詳しそうなマーゲ...
【Bパート 本番直前のPPPの様子】
かばんちゃんたちが見守る中、PPP(ペパプ)の練習は続いていきます。そして、いよいよ本番当日を迎えることに・・・。
(PPPはさらに練習に打ち込み、本...
【Bパート プリンセスの悩み爆発】
PPP(ペパプ)ライブの本番直前、緊張が最も高まりつつある瞬間。マーゲイのとある一言がきっかけで思わぬ自体が発生してしまいます。
マーゲイ:いいですねー...
【Bパート マーゲイとPPP(ペパプ)メンバーの決意】
「ロイヤルペンギンは初代、二代目PPPにはいなかった」。そのことがほかのメンバーの前でそのことを明らかにされた途端、プリンセスの様子が一変してしま...
全編視聴後の考察なので、未視聴の方は注意してください
【Bパート プリンセスの本音】
(サーバルとかばんちゃん、プリンセスの後を追いかける)
サーバル:あっ、いた!
かばんちゃん:マーゲイさん...
【Bパート 三代目PPP(ペパプ)成立の経緯】
プリンセス抜きの4人でステージに上り、場をつなぐことになったPPP(ペパプ)のメンバーたち、4人のトークは必然的にその場にいない一人の話題になりました。
...
【Bパート 4人からプリンセスへのエール】
他のメンバー4人が語る自分への印象があまり良くないものであったことから、プリンセスはすっかり自信を喪失してしまいました。ところが、続けて語られた内容はプリンセ...
【Bパート 驚くべきマーゲイの仕掛け】
かばんちゃんとサーバルによってライブ会場に連れ戻されたプリンセスは、木の上で他のメンバーの気持ちを聞きました。自分が必要とされていることを知ったプリンセスは・・・...
【Bパート フルルの癒やしと二曲目スタート】
ついにプリンセスが帰還し、5人に戻った三代目PPP。最初の曲だった「大空ドリーマー」に観客は大興奮。次の曲までの合間、5人は改めて会話を再開します。
...
【Bパート マーゲイのPPP(ペパプ)マネージャー就任】
初ライブで満足のいくパフォーマンスを見せた三代目PPP(ペパプ)の面々は無事舞台裏に帰ってきました
イワトビペンギン(イワビー):...
【Bパート 海と港、そしてヒト】
あたりも暗くなり始めた夕方、かばんちゃんとサーバル、マーゲイとPPPメンバーたちは観客が帰り人気がなくなったライブ会場の周辺で最後の語らいをはじめました。
...
【Bパート コウテイはマゾ?】
プリンセスから、「ヒトは最後に港で目撃された」という手がかりをもらったかばんちゃん。すでにかなり昔の話のようですが、かばんちゃんは新たな目的地として港を目指すことにしまし...
【8話 ぺぱぷらいぶ 総合的な解説】
けものフレンズの各話は、基本的に以下のようなストーリーのテンプレートに沿って展開してきました。
かばんちゃん一行が新しい土地に行く
新しいフレンズと知り合う
未知の問題と遭遇する
かばんちゃんとサーバルが協力して問題を解決する
しかし、それはあくまで7話までの話。7話においてそれまでの旅の目的であった「かばんちゃんが何の動物か調べる」というものが達成され、かばんちゃんがヒトであることがわかりました。その結果、旅の目的は「ヒトの住んでいたちほーを探す」というものに変わることになります。
それに伴い、けものフレンズの物語の構造も変化を余儀なくされたのです。
「ヒトに近いフレンズ」の登場
これまでに登場してきたフレンズたちは皆、動物だったころの特徴を色濃く残していました。また、彼女たちの中には「動物の姿からヒトの姿になったこと」に戸惑っており、今の体での生活に適応できるよう、四苦八苦している者も少なくありません。
かばんちゃんは、そうしたフレンズたちに対して斬新な発想力で解決法となるアイデアを提案してきました。後に、これはヒトならではの知能の高さによるものであったことが判明します。そのため、7話までは「動物に近いフレンズたちの問題を、かばんちゃんがヒト由来の知性で解決する」というストーリーの流れが確立していたのです。
ところが、8話で登場したPPP、マーゲイはどちらもフレンズ化したことによる戸惑いは一切ありません。それどころか、「アイドル」というヒト由来の文化を自ら演じたり、楽しんだりしています。このように、かばんちゃんよりもヒト由来の文化・技術に詳しく、それらを自ら運用できるの能力を持った「ヒトに近いフレンズ」の登場は8話の大きな特徴だといえるでしょう。
「ヒトに近いフレンズ」自身が問題を解決する
ヒトに近いフレンズであるPPPも、「メンバー間の関係」という問題を抱えていました。しかし、かばんちゃんにはこの問題を解決する提案を行うことはできません。なぜなら、かばんちゃん以上にヒトに詳しい彼女たちですら解決できない問題に対して、いくらかばんちゃんでも適切な解決法を提案するのは難しいからです。
代わりに、ヒトに近いフレンズであるPPPやマーゲイは、フレンズ同士が協力して問題の解決を図りました。かばんちゃんやサーバルもいくらか協力はしたものの、あくまでも解決の過程で主要な役割を担ったのはほかならぬ彼女たち自身です。
かばんちゃんの目から見た「ヒト」
では、主人公であるかばんちゃんや、サーバルの立場から見たとき、けものフレンズのストーリーの流れはどのように変化したのでしょうか?8話のラストで「プリンセスからヒトの住んでいた場所の手がかりを教えてもらう」といったシーンに代表されるように、今度はかばんちゃんが「ヒトとはどんな存在なのか」に関する情報をフレンズから教えてもらう、という展開が描かれました。
このように見ていくと、この先けものフレンズというアニメがどういう展開をたどるのか、ある程度推測することはできます。おそらく、9話以降は次のような展開をたどることになるでしょう。
「ヒトに近いフレンズ」との出会い
「ヒトに近いフレンズ」と協力して問題を解決
「ヒトに近いフレンズ」から、ヒトに関する情報を得る
このように、これまで「かばんちゃん=ヒトという存在がジャパリパークに影響を与え、変化をもたらしていく」という展開が描かれてきたけものフレンズですが、今後は逆に
「かつてパークに影響を与えていたヒトの痕跡を、かばんちゃんがフレンズとのふれあいの中で見つけていく」
という展開になると推測できます。
これまでも4話で登場した遺跡(地下迷宮)を始め、旅の中でパークに残るヒトの痕跡が見つかる、ということはありました。しかし、それらがかばんちゃん自身の内面に何らかの変化を与えることはなく、単なる将来への伏線として機能してきたという事実があります。
今後はそうではなく、パークに残るヒトの痕跡自体が、主人公であるかばんちゃん自身の内面的な変化を促していく展開になっていくでしょう。