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アニメ感想「けものフレンズの謎」まとめ:7話「じゃぱりとしょかん」

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諸注意

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【7話 じゃぱりとしょかん 考察まとめ】

けものフレンズ7話感想その1:かばんちゃんはヒトの特徴を持っているか?
【冒頭 ヒトの特徴は?】 へいげんの騒動も一段落し、次のちほーに向かおうとしていたかばんちゃんとサーバル。しかし、そこでかばんちゃんを凝視し続けていたハシビロコウが、「あなたはヒトではないか」と発言しま...
けものフレンズ7話感想その2:いざ旅の目的地、図書館へ
【冒頭 かばんちゃんを元気づけるサーバル】 ハシビロコウから、ヒトではないかと指摘されたかばんちゃん。しかし、本人にはあまり実感はなく、その場にいるフレンズたちもヒトの住んでいるちほーを知るものは誰もい...
けものフレンズ7話感想その3:お互いを思いやるかばんちゃんとサーバル
【冒頭 へいげんからしんりんちほーへ】 ハシビロコウから聞いたヒトの話を確かめるため、そしてかばんちゃんが何の動物なのかを聞くために、かばんちゃんとサーバルはへいげんを離れ、しんりんちほーにある図書館へ...
けものフレンズ7話感想その4:しんりんちほーの入り口と謎の2人のフレンズ
【Aパート しんりんちほーの脇道と謎のフレンズ】 サーバル:木がいっぱい。 かばんちゃん:日が透き通ってキレイだね。 ラッキービースト(ボス):あっ。 (ジャパリバスを停車させる) ...
けものフレンズ7話感想その5:かばんちゃん、サーバルと文字
【Aパート 文字を読むかばんちゃん】 図書館に向かってしんりんちほーを進んでいたかばんちゃんたちですが、ジャパリバスの行き先を塞がれ、道路の右側にある植物のアーチで囲われた脇道へと進むことになりました。...

けものフレンズ7話感想その6:サーバルがクイズをやる気満々だった理由
【Aパート 新しい問題と不正解】 樹状のアーチで覆われた空間にやってきたかばんちゃんたちの前に「もんだい」と書かれた板が姿を現しました。「ラクダは一度にコップ500杯分の水を飲むことができる」という問題...
けものフレンズ7話感想その7:クイズのアトラクション突破への挑戦
【Aパート クイズ突破の四苦八苦】 木のアーチに囲まれた、クイズに答えて先に進むアトラクションに挑戦中のかばんちゃんたち。1問目は見事正解したものの、2問目は不正解。スタート地点に戻ってしまいました。サ...
けものフレンズ7話感想その8:ジャパリ図書館と博士・助手の登場
【Aパート ジャパリ図書館と博士、助手】 なんとかクイズを突破してきたかばんちゃんとサーバルは、最後の問題の選択肢を選びます。進んだ先で2人を待ち構えていたのものとは・・・。 サーバル&か...
けものフレンズ7話感想その9:物語のタブーを犯した博士と助手の提案
【Aパート 博士と助手が出した条件】 ついにジャパリ図書館にたどり着き、博士(アフリカオオコノハズク)と助手(ワシミミズク)に合うことができたかばんちゃんたち。博士たちは2人を問題のアトラクションに挑戦...
けものフレンズ7話感想その10:料理と嘘とフレンズ
【Aパート 「りょうり」って何?】 「かばんちゃんが何の動物なのか教えてほしい」と尋ねるサーバルに対して、博士は「料理をつくること」という条件を提案。料理とは一体何なのか2人に対して語り始めまし...

けものフレンズ7話感想その11:ジャパリ図書館と気になる木
【Aパートアイキャッチ ワシミミズクの解説 】 とうぶどうぶつこうえん きどころおねえさん(さいたま)による、7話に登場するフレンズの元となった動物「ワシミミズク」の解説です。要約すると内容は以下のよう...
けものフレンズ7話感想その12:博士と助手はかばんちゃんを待っていた
【Bパート 食材を調理してこその料理】 かばんちゃんとサーバルによる料理づくりがスタートします。2人は用意してあった料理の本を眺めていましたが、そこで博士が調理開始の号令をかけました。 ア...
けものフレンズ7話感想その13:博士と助手が犯した凡ミス
【Bパート 博士と助手のうっかり】 「食材を組み合わせて加工しないと料理とはいえない」 博士と助手の要求に従って、かばんちゃんはどの料理をつくるのか決めることにしました。 かばんちゃん:ここにあるもので、...
けものフレンズ7話感想その14:ジャパリパークと料理
【Bパート お鍋と火で「煮る」】 作るメニューを「カレー」に決めたかばんちゃんは、いよいよ調理に取り掛かります。 かばんちゃん:あのー、おなべっていうのが必要らしいんですが? アフリ...
けものフレンズ7話感想その15:サーバルの野菜カットと火の起こし方
【Bパート カット役のサーバルと火おこし役のかばんちゃん】 料理の過程で「煮る」という行為が必要なことに気がついたかばんちゃん。博士と助手に尋ねましたが、自分で調べるように言われ、「火の調達方法」を思案...

けものフレンズ7話感想その16:フレンズは火を恐れる
【Bパート 火を恐れるけものたち】 料理で「煮る」を行うために、火の起こし方を探していたかばんちゃん。何か方法を見つけた様子でサーバルたちの元へ帰ってきました。 サーバル:そうだ、火って見つかった...
けものフレンズ7話感想その17:カレーを食べるのをためらう博士と助手
【Bパート カレーの完成】 火を用意し「煮る」が可能になったかばんちゃんは、カレーを完成させるため最後の調理に移ります。 かばんちゃん:中火でまず具材を炒めて、香辛料をいれて、用意しておい...
けものフレンズ7話感想その18:カレーの虜になった博士と助手
【Bパート やみつきになる辛さ】 サーバルとかばんちゃんに促され、カレーを食べるのをためらっていた博士と助手はついにカレーにスプーンを伸ばします。 (おぼつかない手つきでスプーンを操り、口...
けものフレンズ7話感想その19:正体がわかってもリアクションが薄いかばんちゃん
【Bパート かばんちゃんの正体が判明】 カレーを食べた博士と助手は、最初こそその辛さに驚いていたものの、徐々にスプーンが止まらなくなりってしまいました。 サーバル:食べてるじゃん! ...
けものフレンズ7話感想その20:フレンズの目から見たヒトの特徴
【Bパート 博士が語るヒトの特徴】 かばんちゃんがヒトだと教えたのに、いまいちリアクションが薄いサーバルとかばんちゃんに対して、博士と助手は不満げな表情を見せます。そこでサーバルはヒトについて詳しく教え...

けものフレンズ7話感想その21:正体を知ったかばんちゃんと新たな旅の目的
【Bパート ヒトはもう絶滅している?】 博士と助手から、自分がヒトであること、そしてヒトの特徴を告げられたかばんちゃん。しかし、動物がヒト化した存在であるフレンズがたくさんいるジャパリパークで暮らしてい...
けものフレンズ7話感想その22:PPP(ペパプ)ライブチケットともう一つの副賞
【Bパート 料理の副賞とは?】 博士から、「ヒトはいなくなったが、今もどこか知らない場所で暮らしているかもしれない」と告げられたかばんちゃんとサーバル。新たな旅の目的を「ヒトが暮らしているところを見つけ...
けものフレンズ7話感想その23:図書館からの新たな旅立ち
【Bパート 】 博士と助手を料理で満足させ、かばんちゃんがヒトであること、ヒトの特徴について詳しく教えてもらったかばんちゃんたち。副賞のPPP(ペパプ)ライブチケットなどももらい、いよいよジャパ...
けものフレンズ7話感想その24:喋るボスの謎と「ぺぱぷらいぶ」
【Cパート アライさんとフェネック in こはん】 フェネック:ほんとにいいお家だねー。 アメリカビーバー:よかったら、泊まっていくといいっすよ。 オグロプレーリードッグ:続きを早く聞かせて...

【7話 じゃぱりとしょかん 総合的な解説】

けものフレンズの各話は、基本的に以下のようなストーリーのテンプレートに沿って展開していきます。

かばんちゃん一行が新しい土地に行く

新しいフレンズと知り合う

未知の問題と遭遇する

かばんちゃんとサーバルが協力して問題を解決する

今回もこの流れに当てはめて、6話の展開を思い返してみましょう。

かばんちゃん一行が新しい土地に行く

今回かばんちゃんたちが向かったのは、旅の目的地であったジャパリ図書館(しんりんちほー)です。図書館を目指していた理由は、かばんちゃんが何の動物か知るためでした。このことのストーリー条の意味をより本質的に考えてみましょう。

かばんちゃんにはサーバると出会う以前の過去の記憶がなく、状況から考えて「何らかの動物の遺物からフレンズ化した存在」であると推測できます。そのため、かばんちゃんは「自分は何者なのか、どうやって生きればいいのか?」という問題を常に抱え続けていたはずです。

そして、この問題を解決することこそがアニメけものフレンズの(前半の)テーマだったわけです。

新しいフレンズと知り合う

ジャパリ図書館でかばんちゃんたちを待ち受けていたのは、アフリカオオコノハズク(博士)と助手(ワシミミズク)でした。彼女たちはほかのフレンズに知恵を授ける存在であり、今までに登場したフレンズの中で最も多くの知識を持っています。

そんな彼女たちでしたが、「料理を食べたい(しかし、自分たちでは作れない)」という課題を抱えていました。かばんちゃんは自分が何者なのかを教えてもらうことと引き換えに料理を作ってあげることになります。

未知の問題と遭遇する

かばんちゃんたちが7話で遭遇した未知の問題は、前半の正解を選ばないと先へ進めない「クイズの森」、そして後半の「料理」です。クイズの森は時間こそかかったものの文字が読めるかばんちゃんには難しい課題ではありませんでした。

後半の料理で大きなポイントになったのが「火」の調達方法です。これまで博士と助手が料理に挫折していた理由もおそらくこの点だと思われますが、かばんちゃんは火を恐れずに見事料理を完成させます。

博士と助手は約束通り、かばんちゃんが「ヒト」であること、ヒトはすでにパークからいなくなったことを教えてくれました。

かばんちゃんとサーバルが協力して問題を解決する

7話において、かばんちゃんとサーバルの協力が見られるのは調理のシーンですが、2人の関係を考えるときこれよりも興味深い展開があります。本来、サーバルがかばんちゃんについてきていた理由は「かばんちゃんが心配だから」という理由でした。しかし、無事かばんちゃんが何の動物かわかり、当初の目的は果たされたはずなので、本来であればサーバルはここで彼女と別れ、ひとりさばんなちほーへ戻ってもいいはずです。

もちろん、「ヒトの住んでいるちほーを探す」という新たな目的ができたので、それが終わるまで付き合うため旅を続けるという新たな理由はできたのですが、そもそも「ヒトがパークからいなくなったなら、ヒトの住んでいたちほーを探せばいい」といい出したのはほかならぬサーバル自身なのです。

つまり、この時点でサーバルは「かばんちゃんとの旅をここで終わらせたくない。もっとついていきたい」と考えていたと思われます。

この点は劇中ではまったく明言されていませんが、かばんちゃんの正体が博士から告げられる前後のサーバルの言動を見ていると、明らかに今後の展開の主導権を握ろうとしており、かばんちゃんの旅を続けること、自分がかばんちゃんについていくことを既定路線にしようとする節が見て取れます。

変わりつつあるサーバルとかばんちゃん

サーバルがなぜこのような行動を取ったのか、その理由は現時点では完全にはわかりません。もちろん、サーバルとかばんちゃんがほかにはない特別な絆で結ばれた関係である、という理由はあります。(過去の考察を参照)

けものフレンズ1話感想その14:かばんちゃんとサーバルが「友達」になる意味
前回記事 【1話 その13】アニメ感想「けものフレンズの謎」:紙飛行機の謎と、涙を見せない別れ 【Bパート 2人の別れと再会】 前回に引き続き、サバンナちほーとジャングルちほーを結ぶゲートにおけるかばんちゃんとサーバ...

ですが、理由はそれだけではなく、旅を続けていくうちにサーバルの内面に新たな想いが芽生えた可能性もあります。しかし、サーバルはほとんど自分の感情を語ることがないので、なぜサーバルが旅を続けようとしたのか、明確な確証を得ることはできません。

ここで再びかばんちゃんに注目してみましょう。この後のかばんちゃんは「自分が何者なのか知っているキャラクター」として描かれることになります。つまり、今までとは違った面がより強調されていく可能性もあるということです。

これまでも、かばんちゃんが旅の中で様々な問題を解決する過程で、自分に自信を深めたり苦手なことを克服したりするなど成長を重ねてきました。しかし、7話における変化はそれだけではなく、自分が何者なのか明確な形で示されたことで、かばんちゃんは「自分自身の中でそれをどのように自覚するか」という新たな課題に直面することになったのです。

「旅の目的が大きく変わったこと」、「それによって、サーバルとの関係も変わりつつあること」、そして「かばんちゃん自身の自己認識が変わりつつあること」。

7話はこうした一連の大きな変化が集中する、まさに物語のターニングポイントと言っていいタイミングなのです。